友人から「受付をお願いできない?」と頼まれたとき、二つ返事で引き受けたものの、当日になって「ご祝儀ってどうやって預かればいいんだっけ」「芳名帳って何て声をかければいいんだっけ」と、意外と知らないことが多いことに気づきました。
受付は、結婚式の中でも特に「顔」になる役割です。
今日は、頼まれたときに慌てないための基本を整理します。
受付当日の役割・流れ
受付は、開式前の30分〜1時間ほどの短い時間に、集中して動くことになる役割です。基本的な流れは以下の通りです。
- 開式1時間前ほどに会場入り:新郎新婦や式場スタッフと事前の打ち合わせを行う
- 芳名帳・筆記具・名札などの準備:式場側で用意されていることが多いが、事前に配置を確認しておく
- ゲストを迎え、芳名帳への記帳をお願いする
- ご祝儀を預かる
- 式場スタッフに引き継ぎ、着席を案内する
新郎側・新婦側でそれぞれ受付を分けるのが一般的です。自分がどちら側の受付を担当するのか、当日までに確認しておきましょう。

服装・身だしなみ
受付は参列者より先に顔を合わせる役割のため、清潔感のある服装を意識します。
- 参列者と同様、フォーマルな服装(黒や紺のスーツ・ワンピースなど)が基本
- 新郎新婦の衣装より目立つ色・柄は避ける
- 動きやすさも考慮し、走ったりかがんだりしても崩れにくい服装・靴を選ぶ
新郎新婦から「これを着てほしい」という指定がある場合は、それを優先します。
ご祝儀の預かり方・管理方法
受付でもっとも緊張するのが、ご祝儀の受け渡しです。流れを覚えておくと落ち着いて対応できます。
- ゲストが芳名帳に記帳する
- ゲストがご祝儀袋を差し出す(袱紗から出して渡してくれることが多い)
- 両手で受け取り、「ありがとうございます、お預かりいたします」と一言添える
- 記帳した名前とご祝儀袋を照合できるよう、専用の箱やトレーに丁寧に納める
受け取ったご祝儀は、その場で開けたり中身を確認したりしません。 誰からいくら預かったかは、芳名帳の記帳順と紐づけて管理し、まとめて新郎新婦(または両家の代表者)に引き継ぎます。

受付での挨拶の言葉
受付での会話は、シンプルな言葉で十分です。
- ゲストが来たとき:「本日はおめでとうございます」
- 記帳をお願いするとき:「恐れ入りますが、こちらにお名前のご記入をお願いいたします」
- ご祝儀を受け取るとき:「ありがとうございます、お預かりいたします」
- 案内するとき:「会場は〇〇にご用意しております、どうぞお進みください」
長く話し込む必要はなく、次のゲストを待たせないテンポの良さのほうが大切です。

トラブル対応
受付では、想定外の場面に出会うこともあります。落ち着いて対応できるよう、あらかじめ知っておくと安心です。
- 遅れて到着したゲスト:式場スタッフに小声で確認し、そのまま会場へ案内する(受付は簡略化してよい)
- ご祝儀を忘れた・後日渡したいというゲスト:無理に対応せず、「後日で大丈夫です」と伝えて式場スタッフに共有しておく
- 芳名帳の記入に迷っているゲスト:連名の書き方などで迷っている場合は、さりげなく手伝う
自分だけで判断せず、迷ったら式場スタッフに確認するというスタンスでいれば、大きな問題にはなりません。
まとめ:迷ったときのチェックリスト
- 開式1時間前には会場入りし、事前確認をしておく
- ご祝儀はその場で中身を見ず、芳名帳の記帳と紐づけて管理する
- 挨拶はシンプルに、テンポよく
- 判断に迷ったら、自己判断せず式場スタッフに確認する
受付は緊張する役割ですが、流れさえ知っていれば、ゲストとして参列するより新郎新婦の近くでお祝いの気持ちを伝えられる、実はやりがいのある役目です。

